ビ ジ ネ ス レ ポ ー ト
第
60
期
トップメッセージ
DAiKOは
お客さま第一の基本理念のもと
ICTを活用した新たな価値を
企業や社会に対して
提供し続けます!
A. このたびは、株主の皆さまをはじめとする関係各位に、
多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び 申し上げます。
すでに東京証券取引所にて発表させていただいております とおり、第60期の決算手続きの過程で、当社の一部部門の 期末在庫において、原価付替えによって翌事業年度へ費用 を繰り延べる不適切な会計処理が発見されました。この影響 により、決算発表が延期となり、また過年度の決算数値を訂 正することとなりました。
当社では、利害関係のない第三者を含めた特別調査委員 会を設置し、調査および原因究明を行いました。そして、同 調査委員会からの調査報告書に基づき、再発防止措置を発 表いたしました。
再発防止措置の一環として、関係者に対する厳正な処分、 全幹部を集めてのコンプライアンスの周知徹底、内部統制シ ステムおよび各業務プロセスの総点検などをすでに実施して おります。さらに、日々の業務が適正に実行されていること を、きちんとモニタリングできるよう体制の再構築を図って まいります。
当社は信頼回復に向け、公正かつ透明性の高い企業グルー プとして成長していくことを、経営の最優先課題と位置づけ、 ガバナンス、コンプライアンスの強化に取組んでまいります。
A. 第60期におきましては、お客さまは情報化投資に対し
て抑制・先送りの姿勢を崩しておらず、依然として厳しいビ ジネス環境にありました。特に、従来型のSI商談においてそ の傾向が顕著に現れております。
このような環境下ではありましたが、当社グループでは、 「お客さま第一」と「品質向上」をすべての活動の基本に据
え、さまざまな取り組みを行ってまいりました。特に、お客 さまの課題やニーズを把握し、提案の機会を増やすために、 お客さまとの接点の強化に努めてまいりました。
また、高品質かつ高付加価値サービスの提供に向け、製品 力、技術力およびプロジェクトマネジメント力の強化にも取 組んでまいりました。たとえば、個別受注生産管理システム やEDI調達システムといった自社開発ソリューションに対 するクラウド対応やグローバル展開に向け、機能の強化や品 代表取締役社長
Q2 それでは、第60期の業績についてお聞
かせください。
質の向上に必要な開発投資を集中的に行っております。これ ら製品力強化の取り組みとあわせて、富士通グループをはじ めとした販売チャネルを拡大・整備することで、受注拡大の スピードを加速させてまいりました。
この結果、第60期の連結業績は、受注高は349億30 百万円、売上高は339億49百万円となり、いずれも前年並 みの水準となりました。
利益面では、これまでの二期間は退職金制度の変更に伴 い年間約8.4億円の経費削減効果が得られていましたが、そ の効果は前期で終了しました。そのため、第60期は、これ まで以上に収益力の改善や経費の削減に努めてまいりまし た。その結果、営業利益は2億71百万円、経常利益は2億 40百万円となり、業績予想をやや上回る利益を確保するこ とができました。
A. 昨年12月以降の円安・株高の流れの中で、輸出業種を
中心に、企業業績は着実に回復基調となってきました。それ に伴い、これまで抑制・先送りされていた情報化投資に対す る意欲も積極的な方向に転じていると感じています。 具体的な投資は大手企業から先に本格化していくと予測さ れるため、当社の主要な顧客層である中堅のお客さまに波及 するのは、秋口以降になる見通しです。当社は、その機を逃 さず確実に受注を獲得するために、お客さま接点強化の取り 組みを継続し、お客さまへの提案の機会を増やしてまいりま す。
また、WindowsXPのサポート終了によるパソコンの買い 替えや、今後予定されている消費税増税、マイナンバー制度 導入に伴う基幹システム改修など、確実に見込める案件も増 加してきており、業績回復への追い風となることを期待して います。
A. 当社グループは、中期的に4つの成長戦略を掲げていま
す。それは、①自社開発ソリューションを武器にしたチャネ ルビジネスの拡大、②医療ビジネスへの本格参入、③マイ ナンバーを視野に入れた公共ビジネスの拡大、④中堅市場 向けクラウドビジネスの立ち上げです。
チャネルビジネスの拡大は、特定の市場や製品分野にお いて、圧倒的に競争力の高い自社開発ソリューションを持つ ことで、販売提携先を増やし、市場シェアを一気に高めるこ とを目指した取り組みです。
医療ビジネスについては、官公庁、自治体、医療機関、医 療機器メーカーとのアライアンスを強化することで、救急医 療分野や福祉分野への本格参入を目指した取り組みです。当 社がプライムコントラクターとして培ってきたシステムイン テグレーションのノウハウを生かすことで、これらの分野に おけるさまざまなプレーヤーの能力を最大限に引き出し、1 つのソリューションとしてとりまとめて提供することで、新 たな価値を創出し、社会への貢献を目指します。
マイナンバー制度は、官公庁や自治体での活用が先行しま すが、利用環境が整備されるにつれて、民間分野を含め広く 世の中で活用されることが見込まれます。当社は、まず公共 ビジネス分野においてマイナンバーにおける技術・ノウハウ を蓄積し、この制度が広く社会へ浸透することで拡大するビ ジネスチャンスに備えます。
クラウドの活用は、今後ますます加速します。また、ビッグ データ、SNSおよびモバイルデバイスなどの、ビジネス分野 における活用も実用化してきています。しかしながら、当社 の主要なお客さまである中堅企業においては、まだまだ活用 が進んでいません。これらを活用することで得ることができ るメリットを中堅企業のお客さまが享受し、業績向上に結び 付けることができるようにすることは、10,000社を超えるお 客さまに支えられてきた当社の責務であると考えております。 これら4つの成長戦略に加えて、海外市場の開拓を本格的 に図るために、本年6月からタイのバンコクに社員を駐在さ せ、本格的な海外ビジネスの立ち上げをスタートしました。こ れまでも製造業のお客さまのアジア地域でのサポート等を行 ってきましたが、よりきめが細かく、質の高いサービスの提供 に努めるとともに、海外における新たな市場の開拓を目指し ます。
大興電子通信は、本年12月1日に創立60周年を迎えさせ ていただきます。これもひとえに皆さまのあたたかいご支援 の賜物です。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。
皆さまにおかれましては、今後ともご理解ご支援を賜りま すよう、よろしくお願い申し上げます。
以 上
Q3 市場環境の変化については、どのよう
に見ていますか?
連結経営成績/事業部門別情報
当連結会計年度のわが国経済は、世界経済の下振れリ スク、長期化する円高やデフレの影響により不透明な状 況で推移していましたが、昨年12月の政権交代に伴い、 新政権が打ち出した景気対策や金融緩和措置への期待感 から、円安・株高基調に転換するなど企業を取り巻く環 境にも明るい兆しが見え始めてきております。
当情報サービス業界におきましては、顧客の投資姿勢 は依然として慎重さを崩しておらず、特に従来型のSI案 件においてその傾向は顕著となっておりますが、モバイ ル端末の普及やクラウドサービスの利用により、情報シ ステムの「所有から利用へ」の移行が加速度的に進むな ど、新たな付加価値を伴うICTサービスへの需要の高ま りにより、先送り・抑制されていた情報化投資にも一部 回復の動きが見られるようになってまいりました。
こうした環境のなか、当社グループは、「お客さま第 一」と「品質向上」をすべての基本とする経営姿勢のも と、「5S×5S」活動や「見える化」の取組み強化により、 社員の意識改革や企業風土の刷新を徹底して進めてまい りました。また、第60期に新設した製販一体型となる ビジネスユニットの利点を活かし、意思決定の迅速化・ 目的意識の共有化を図るとともに、顧客との接点を増や し、品質の高いサービス実現に努めてまいりました。
具体的な施策としては、主要なパートナーである富士
通株式会社および同社グループとの連携強化により受注 拡大を進めるとともに、急速に変わりつつあるICT市場 において、顧客のニーズに迅速かつ柔軟に対応すること ができるよう、自社ソリューションのクラウド化やグ ローバル展開に向けた機能強化などにも継続的に取組ん でまいりました。また、主力市場である中堅民需向けビ ジネスの拡大を推進するとともに、新たなビジネス領域 の開拓を図るべく、医療関連など今後の成長が見込まれ る分野に対する投資を行ってまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、受注高349億 30百万円(前期比101.4%)、売上高339億49百万 円(前期比99.8%)となりました。利益面におきまし ては、第58期の退職金制度変更による過去勤務債務の 償却による経費削減効果(年間約8億40百万円)が前 連結会計年度にて終了いたしましたが、自社ソリュー ションの販売強化を中心とした収益率の向上策に加え て、地代家賃を始めとする経費削減策を実行した結果、 営業利益は2億71百万円(前期比31.4%)、経常利益 は2億40百万円(前期比28.8%)となりました。
また、特別損失として訴訟関連損失などを計上する とともに、法人税、住民税及び事業税37百万円を計上 した結果、当期純利益は1億8百万円(前期比13.6%) となりました。
連結経営成績
売上高 339億49
百万円 前期比99.8%情報通信機器部門におきましては、富士通株式会社、 株式会社富士通マーケティングとの連携強化により売 上拡大を進めましたが、大型商談の減少に加え、セキ
ュリティ商品の売上やインセンティブ収入の落ち込み の影響により、売上高は119億1百万円(前期比96.4 %)となりました。
情報通信機器部門
売上高 119億1
百万円 前期比96.4%ソリューションサービス部門におきましては、公共 分野では、前期の落ち込みから一部回復が見られまし たが、民需分野では、景況感は回復基調にあるものの、 システム開発案件における投資判断の延伸により、ソ フトウェアサービスの売上高は、136億73百万円(前 期比99.9%)となりました。
また、保守サービスの売上高は、既存顧客を中心とし
た保守が伸長したものの、引き続く単価下落の影響を補 うまでには至らず、49億80百万円(前期比96.3%) となりました。ネットワーク工事の売上高は、既存顧客 を中心とした大型商談が堅調であったことにより、33 億94百万円(前期比121.0%)と増収となりました。
その結果、ソリューションサービス部門の売上高は、 220億47百万円(前期比101.8%)となりました。
■ 連結貸借対照表(要約) (単位:百万円) ■ 連結損益計算書(要約) (単位:百万円)
科 目 平成25年3月31日現在当連結会計年度 平成24年3月31日現在前連結会計年度
資産の部
流動資産 18,241 17,705
固定資産 4,205 3,720
有形固定資産 1,394 1,334
無形固定資産 182 229
投資その他の資産 2,628 2,157
繰延資産 8 7
資産合計 22,455 21,433
負債の部
流動負債 11,447 10,767
固定負債 6,870 6,918
負債合計 18,318 17,685
純資産の部
株主資本 3,552 3,444
資本金 3,654 3,654
資本剰余金 272 272
利益剰余金 △343 △452
自己株式 △30 △29
その他の包括利益累計額 489 204
その他有価証券評価差額金 489 204
少数株主持分 95 98
純資産合計 4,137 3,747
負債純資産合計 22,455 21,433
科 目 自 平成24年4月 1日当連結会計年度 至 平成25年3月31日
前連結会計年度 自 平成23年4月 1日 至 平成24年3月31日
売上高 33,949 34,008 売上原価 27,741 27,419 売上総利益 6,208 6,588 販売費及び一般管理費 5,936 5,723
営業利益 271 864
営業外収益 81 81
営業外費用 112 113
経常利益 240 832
特別利益 1 ―
特別損失 98 6
税金等調整前当期純利益 142 826 法人税、住民税及び事業税 37 29 少数株主損益調整前当期純利益 104 796 少数株主損失(△) △3 △3
当期純利益 108 799
■ 連結キャッシュ・フロー計算書(要約) (単位:百万円)
科 目 自 平成24年4月 1日当連結会計年度 至 平成25年3月31日
前連結会計年度 自 平成23年4月 1日 至 平成24年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー 354 △165 投資活動によるキャッシュ・フロー △37 14 財務活動によるキャッシュ・フロー △101 1,191 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 215 1,040 現金及び現金同等物の期首残高 2,526 1,486 現金及び現金同等物の期末残高 2,742 2,526
連結決算概要
■ 売上高
第58期(11/3) 第59期(12/3) 第60期(13/3)
単位:百万円
32,917 40,000 0 10,000 20,000 30,000 34,008 15,833 33,949
■通期 ■第2四半期
15,902
15,354
第58期(11/3) 第59期(12/3) 第60期(13/3)
単位:百万円
1,200 0 300 600 900 405 799 108
■ 純利益 ■通期 ■第2四半期
106 107 13
第58期(11/3) 第59期(12/3)
単位:百万円
25,000 0 15,000 10,000 5,000 20,000 21,433 22,455 19,409
■ 総資産
第60期(13/3)
第58期(11/3) 第59期(12/3) 第60期(13/3)
単位:百万円
1,200 0 300 600 900 626 864 134 271 118 176
■ 営業利益 ■通期 ■第2四半期
第58期(11/3) 第59期(12/3)
単位:百万円 単位:%
5,000 4,000 0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0 2,000 1,000 3,000 2,868 3,747 17.0 4,137 18.0 14.3
■ 純資産・自己資本比率 ■純資産 ◇自己資本比率
第60期(13/3)
第58期(11/3) 第59期(12/3) 第60期(13/3)
単位:円
350.00 300.00 0 150.00 100.00 50.00 250.00 200.00 293.59 325.35 222.50
■ 一株当たり純資産
財務ハイライト(連結)
■ 個人・その他
5,489,288株(43.70%)
■ 金融機関
394,094株(3.14%)
■ その他国内法人
6,604,752株(52.58%)
■ 外国法人
14,000株(0.11%)
■ 金融商品取引業者
59,085株(0.47%)
会社概要
(平成25年7月1日現在)株式情報
(平成25年3月31日現在)商 号 大興電子通信株式会社
証券コード 8023(東証第二部)
設 立 1953年12月1日
所 在 地 東京都新宿区揚場町2番1号
電 話 03(3266)8111(代表)
資 本 金 36億5,425万7,108円
従 業 員 数 772名
■ 役 員
■ 企業集団の状況 ●連結子会社 ●持分法適用関連会社
●大興ビジネス(株)
資 本 金:2千万円 当社出資比率:77.5%
事 業 内 容:労働者派遣業、有料職業紹介 業、ソフトウェアの運用管理 東京都新宿区神楽坂1丁目1番1号
●大興テクノサービス(株)
資 本 金:2千万円 当社出資比率:55.6%
事 業 内 容:建 物 附 帯 諸 設 備 の 保 守 管 理、電子計算機の保守 東京都台東区上野3丁目3番4号
●(株)サイバーコム
資 本 金:1千万円 当社出資比率:96.5%
事 業 内 容:ソフトウェアの開発・販売 (病院情報システム) 東京都文京区関口1丁目44番4号
●(株)大和ソフトウェアリサーチ
資 本 金:4億4百50万円 当社出資比率:49.7%
事 業 内 容:ソフトウェアに係るコンサルテ ィング、開発および運用管理 東京都千代田区麹町1丁目5番2号
■ 株式の状況
●発行可能株式総数 47,900,000株
●発行済株式の総数 12,561,219株
●株主数 1,481名
■ 大株主
株 主 名 持株数(株) 出資比率(%)
富士通株式会社 1,866,827 15.03
株式会社オービック 1,500,000 12.07
大興電子通信従業員持株会 1,296,662 10.44
株式会社大和証券グループ本社 1,277,102 10.28
株式会社ドットウエル ビー・エム・エス 753,000 6.06
■ 株式数別分布状況
※出資比率は自己株式(136,978株)を控除して計算しております。
取 締 役 代表取締役社長CEO兼COO 津 玉 高 秀
取締役 上席執行役員 三 木 格
取締役 上席執行役員 山 寺 光
取締役 執行役員 岡 田 憲 児
取締役(社外) 原 口 直 道
執行役員 執行役員 坪 井 金 洋
執行役員 本 多 浩 明
執行役員 内 田 秀 二
執行役員 寺 田 元 一
執行役員 小 松 俊 一
執行役員 松山 晃一郎
執行役員 深 野 澄 雄
執行役員 福 村 圭 一
監 査 役 常勤監査役 酒 井 厚 平
監査役(社外) 竹 内 朗
株主メモ
本社:〒162-8565 東京都新宿区揚場町2番1号
TEL 03-3266-8111(代表)URL http://www.daikodenshi.jp/
事業年度 ₄月₁日~翌年₃月31日
決算期 ₃月31日
定時株主総会 ₆月
基準日 ₃月31日
その他必要があるときは、あらかじめ公告いた します。
配当金受領株主確定日 ₃月31日
株主名簿管理人
特別口座の口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社
同連絡先 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 ℡ 0120-232-711(通話料無料)
上場証券取引所 東京証券取引所
公告の方法 電子公告により行います。但し、やむをえない 事由により電子公告をすることができない場合 は、東京都において発行する日本経済新聞に掲 載します。
【ご注意】
₁. 株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きにつきましては、原則、 口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることとなってお ります。口座を開設されている証券会社等にお問合せください。株主名簿 管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。 ₂. 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、三菱
UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口座 管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せください。なお、三菱UFJ信託 銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。
₃. 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいた します。
(当社IRページ) (当社ホームページ)
当社ホームページもご覧ください。 http://www.daikodenshi.jp/
当社ではIR専用ページを設けております。